久々に、元夫ネタ。
「産後離婚」なんて題しておきながら、最近離婚ネタ書いてないなぁと、自分でもうすうす勘付いてはいたけれど。
やはりどうしても、離婚や元夫のことは書くのにものすごく時間がかかる。書くこと=向き合うことなので、それなりにエネルギーがいるんだなぁと思う。
私が産後2週間で脳梗塞をおこして入院した時、それはもう家族総出でサポートしてくれた。特に両家の母なくしては成り立たない入院生活だった。
まず、生後2週間の娘を義母が引き取って面倒を見てくれた。若々しい義母とはいえ、還暦を過ぎた身体に夜中に2~3時間おきにミルクをあげる生活は相当しんどかっただろうと思う。
そして母はできる限りうちに泊まりこんで、息子と元夫の世話をしてくれた。今一緒に働いてみて、つくづく「これだけの仕事を抱えていてよくあれだけの時間を体力を捻出してくれたなぁ」と思う。
その甲斐あって、当初は先が見えなかった入院生活も、薬がよく効いたこともあり3週間ほどで退院できた。これは医師から「最低でも20日間(最大は見当がつかない)」と言われていたことを思うと、本当に私は幸運だったと言える。
退院してからも母はサポートのためにしょっちゅう我が家に足を運んでくれた。その日も仕事帰りに晩ごはんを作りに来てくれていて、帰宅した夫も一緒にみんなで食事していた時のことだった。
夫婦仲は相変わらず最悪だったけれども、両家の母たちや家族の間では「みんなでよく乗り切った」と、なんとなく互いを労うような、そんな雰囲気があった。
その流れで母が「○○くん(元夫)はどうだった?やっぱり大変だった?」と何の気なしに聞いたのだ。すると元夫は、
「びび子が死んでも大丈夫だと思いました」
と言ったのだ。あろうことか、その母に向かって。
(どうでもいいけどこういうシリアスな文章の時に自分のネーミングセンスを激しく後悔する)
母は一瞬ぽかんとして、「え?自分が死んでも大丈夫、ってことじゃなくて?」と聞き返した。まさか自分の娘のことを言っているとは思わず、単純に言い間違えたのかと思ったのだ。
「いえ。びび子が死んでも、何とかなるな、って。」
元夫はそんな母の思いをばっさり切り捨てるかのように、はっきりと言い切った。
母はすごくショックを受けていた。自分の娘が夫からまるで「死んでもいい」と言われているように感じたんだと思う。
でも、母が後から言っていた。
「もっとショックだったのは、あなたがちっとも驚いていなかったことよ。」
私も言われた時のことを覚えているけれど、たしかに驚かなかった。元夫が言いそうなことだから。
かばうつもりはこれっぽっちもないのだけど、たぶん彼には少しも悪気なんてないのだ。
彼にとっては「みんなで協力して、家事・育児をまわせたこと」=「善」なのだ。表現は過激だけれど、他意はない。
でも、もしも今言われたら「はぁ??」となるだろう。やはりあの頃の私は少なからず心が麻痺していたのかもしれない。
百歩譲って「妻が死んでも大丈夫」という表現がありだとしても、それをその親に向かって言うのはありえない。母はどれだけ傷付いただろうと思う。
元夫は決して全てが「悪」ではないけれど、こういう考え方が根っこにある以上、やはり子育ての全てを任せるわけにはいかない。
私が死んでも大丈夫、かもしれないけど、死ぬもんか。
長生きするぞ!
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