思うこと

なぜ、嘘をついてはいけないのか

離婚が決まり、今の会社に入ることになった時に、社長に出された宿題がある。それは、

「嘘をつかない」

ということ。 社長は私が小さい頃から知っている人だから、なんだか少し幼稚な気がして照れくさいような気もしながら「できると思います」と答えた。なぜなら、もう大人だし、そうそう嘘をつく機会はないだろうと思ったから。

四十を目前に子どももいる私はもう親に嘘をついて夜遊びすることもないし、彼氏に内緒で合コンに行くこともない。友達に見栄を張って知ったかぶりする必要もない。

だから「今さらそんな約束するまでもなく普通にできてそうだな」ぐらいにしか思っていなかった。

ところが、いざやってみるとこれが難しい。意識してみて初めて気づいたけど、

私、めっちゃ嘘ついてる。

もうどれぐらいってミュンヒハウゼン男爵ぐらいホラ吹いてる。

※ご参照
(ちなみに読んだことはない)

私の中のミュンヒハウゼン男爵が一番顔を出したのは、何かのお誘いを断るとき。

ただ「行きたくない」と断るのは申し訳ないから、なんとなく理由を付けて断ろうとする。

「ごめんなさい、その日は前々から予定が入っていて」とか、「他の曜日なら平気だったんだけど、その日はたまたま子どもたちの習い事があって」とか。

でも、そんなことは言う必要はどこにもないのだ。ただ、「ごめんなさい」でいい。失礼がないようにもう少し加えるとしても「都合がつかなくて」でいい。

気をつけなければいけないのは、この「失礼がないように」というのは、“相手を傷つけないため”ではなくて、“自分が楽になるため”に言っていることが多いということ。これを自覚することが嘘をつかなくなるための第一歩。

相手に伝えるべきことは「ごめんなさい」と「誘ってくれてありがとう」の気持ちであって、それ以外に伝えなければならないことなんて本当は何もないのだ。男爵、お願いだから引っ込んでてくれ。

さて、話しを戻すと、社長から出されたこの「嘘をつかない」という宿題。

大切なのは、なぜ嘘をついてはいけないのか?ということ。

まわりの信用を失うから? もちろんそれもある。たった一度の嘘でも、失った信用を取り戻すには、最初の信用を得るよりも時間がかかると言われている。 でも、じゃあバレなければよくない?となるかというと、そうではない。なぜなら、絶対にバレる人がいるから。それは誰かというと、

自分。

相手をごまかせたとしても、分をごまかすことは絶対にできない。だから嘘をつくと、自分のことを信じられなくなってしまう。当然、そんな自分のことを好きになることなんてできない。

これってとんでもなく恐ろしいことだと思う。 簡単に「できるっしょ」なんて思っていた自分が恥ずかしい。

ちなみに… ミュンヒハウゼン男爵、のどかな本の表紙にうっかりほのぼのしていたけれど、ミュンヒハウゼン症候群なんていう列記とした精神疾患が存在することを知った。

まわりの関心や同情を引くために病気を装ったり自傷行為を繰り返す、というものらしい。患者本人だけでなく、自分の子ども等の病気を仕立て上げたり傷つけたりする「代理ミュンヒハウゼン」なんていうもっと恐ろしいものもあって、虐待死に繋がるケースも少なくないという。

ホラ吹きの闇は深い…

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