日曜日、息子の習い事にギリギリの時間に家を出たところ、まもなく2歳になる娘のいつもの「ぶんでやる!」が炸裂しました。
とにかく階段を自分で下りたいらしく、危ないから手を引こうとしても払いのけられ、抱っこしようものならギャーッと身体をのけぞらせて拒否する始末。
どうにもならないので諦めて見守るも、私のイライラはMAXです。仁王立ちしながら「ねぇ早くしてよ」「早くしてってば!」と娘を煽ります。おそらく顔は鬼のような形相だったはず。
娘は空中をにらみながら、一歩一歩、おしりをつきながら下りて行きます。 そして最後の段に下り立った瞬間、一気に顔をゆるめて「やったぁ~!!」とにこやかな笑顔でバンザイ!!思わず私もにっこり笑顔に…なんて余裕はなく、バンザイ娘を脇に抱えて猛ダッシュ。車に詰め込み、なんとか習い事の開始時間にすべりこみました。
今思い返すと、娘のキッと口を真一文字に結んだ口も、眉間のしわも、背の高い手すりを無理して握る手も、私の手を振り払う頑固さも、ぜんぶぜんぶ、涙が出るほどかわいくて、愛おしい。
それなのにどうして、子ども相手にあんなに感じ悪く急かしてしまったんだろう。どうして笑顔で見守ってあげられなかったんだろう。
「ごめんね…」悔やみながら、胸がチクリと痛みます。
息子の習い事を待っている間、一人で階段を上りたいという娘を、これでもか!というぐらい、思う存分上らせてあげました。笑
あー、もっと心の余裕がほしい…
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