6歳の息子は来年から小学生です。
紆余曲折あって、近所の国立を受験することになりました。
どんなに頑張っても最後に抽選で合否が決まるため、そこまで本気で受験対策の準備をするつもりはなかったのですが…
元義母(という呼び方でいいのかな笑)の勧めもあり、以前幼児教室に勤めていたという知人にお願いして、短期間ではありますが試験対策のレッスンを受けることになったのです。
息子から見ると、その先生はお友達のおばあちゃんに当たります。照れもあって初回から息子はモジモジ&クネクネ…それを見ている私はハラハラ&イライラ…
「もっとシャキッとして!」「どうしてきちんとご挨拶できないの?」と、逆効果だとはわかっていても、つい終わった後にイライラが爆発してしまいました。
そんなある日の夜中、まさにその国立の願書を書いている時でした。少し調べることがありインターネットで検索していると、とあるサイトに目が止まりました。
それは保育教育者向けのサイトでした。書かれていたのは「子どもを見るときに、肯定的な言葉のフィルターを通して見ると、自然に肯定的な言葉をかけることができるようになってくる。その結果、子どもの行動も変わってくる」という内容でした。
「肯定的な言葉に置き換える」ってよく聞きますよね。わかっちゃいるけど…というやつ。笑
たとえば…
友だちに対して手を出してしまう子どもがいるとします。これを「乱暴だ」と否定的にとらえてしまうのは簡単です。
「活発で、友だちと積極的に関わろうとしている」という成長の過程だととらえると、「どんなふうに関わりたかったんだろう」という視点で言葉をかけることができます。
使っている物を貸してほしかったのか、他の遊びをしたかったのか、好きだからもっと近くにいたかったのか…他にもいろいろと、可能性はありますね。
自分の気持ちをわかってもらえたら、手を出す必要はなくなります。
保育塾 https://hoiku-support.info/
ふむふむ…そして読みながらパッと目に入ってきた例がありました。それはまさに息子にイライラしていた「挨拶をするときに恥ずかしがってばかりいる」という言葉でした。それを肯定的なフィルターに通すと…
「挨拶したい気持ちがあるから恥ずかしいのよね」
な、なるほど~!たしかに、息子はモジモジしているだけで、無視するわけでもふてくされてるわけでもありません。「挨拶したい気持ちはあるってことだよなぁ」そう思うといじらしくさえ思えてきます。
否定的な言葉を肯定的な言葉に置き換えると、「成長しつつある姿」としてとらえやすくなるそうです。それって結果的に子どものためになるけれど、何よりまず母親が救われますよね。
そして、これは子どもに限らず大人同士の関わりでも言える事。私の会社が大切にしている「美点凝視」の考え方に通ずるものがあるなぁと思いました。
とか言いつつ、やっぱりモジモジ&クネクネしてまともに挨拶をできない息子を再び目にするとため息が出ますが…。ニコニコ笑顔で「挨拶したい気持ちがわかったよ」と声かけできるようになるにはもう少し修行が必要です。
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