子育て

動画の息子がかわいい

私にはこの4月から小学生になる6歳の息子と、2歳の娘がいる。

ひょんなことから息子の卒園に際して映像制作を担当することになり、使える写真や動画があるかどうか、自分の携帯の写真フォルダを遡って見返していた。

最近ではあまり見返すこともなかった昔の写真や動画を見ていると、いろんなことを思い出した。

夫の海外転勤を機に仕事を辞めた私は、次の転勤先である大阪で息子を出産し、その後息子が1歳半ぐらいの時に東京に帰任になって約4年ぶりに地元に戻ってからも、そのまま専業主婦として子育てを続けていた。

働く気のなさそうな私を見て、夫はよく「これからどうしたいの?」「何をして生きて行くつもり?」と聞いてきて、その度に私は責められていると感じて傷付いた。そして私は私で、

「あなたの転勤があるから仕事を辞めたのに」
「これからも転勤があるかもしれないし、2人目も産みたいと思うと身動きが取れない」
「今こんなに手がかかる息子を前にして就職活動なんてできっこないじゃない」

と、あらゆる言い訳を並べては、そんな物言いをする夫のことをずっと責め続けていた。

そんな状況の中、専業主婦の私には息子を「保育園に預ける」という選択肢がなく、ずっと息子と2人きりで向き合う毎日が続いた。

とんでもなくイヤイヤ期が激しかった息子と過ごす日々は、今思い返しても本当にしんどかった。

息子との格闘の日々は以前のブログでも少し書いている通り…私の中の幼い息子との記憶は、罪悪感と自己嫌悪にまみれている。思い出すと胸がチクッとして、涙が出てくることもある。

探してみると、私の携帯には思いのほか沢山の動画が保存されていた。

生まれたばかりの寝顔や初めての寝返り、こっちに向かってよちよちと歩いてくる満面の笑みの息子。寝そべりながら延々とプラレールを走らせ続けたり、納豆をぐちゃぐちゃにしていたり、うまくズボンが脱げなくて大泣きしていたり…

ついこの間のことのように思えるのに、今よりもずっとずっとあどけない息子の表情やたどたどしい話し方に、思わず目頭がつーんと熱くなった。

息子は、ちゃんと、かわいかった。

イライラしてうんざりしてしんどくて悲しくて申し訳ない思い出の中でも、息子は、しっかりと、はっきりと、かわいかった。

そのことがなんだか嬉しくて、ほっとして、でもやっぱり悲しくて、なんだかよく分からない涙が出た。

息子はいつだってこんなにかわいかったのに、どうしてあんなにイライラしていたんだろう。どうしてもっと抱きしめてあげられなかったんだろう。

後悔は尽きないけど、でもその分、これから息子をたくさん抱きしめてあげよう。

今だって毎日穏やかではいられない未熟な母だけど、でも心から息子を「かわいい」と思える自分でよかった。

あと何年、ぎゅっとさせてくれるかな。

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