今日は半年ぶりのMRI検査の日でした。
脳の静脈と動脈に血栓ができ、さらに脳梗塞を起こしてからもうすぐ丸2年経ちます。 薬は毎日飲んでいるし、今でも2ヶ月に1度は血液検査のために病院に通っていますが…やはりMRI検査をすると、特に入院していた時の記憶が蘇ります。
しんどかったなぁ…。
あの時感じていた漠然とした不安や絶望が、MRIの機械音を聞くとじわじわと心の中に“におい”のような感覚で広がるのです。
機械から出て目を開けて、その“におい”を振り払うかのように気合いを入れました。
病気をして、月並みな表現ですが、健康のありがたさを実感しています。毎日元気に子供たちと一緒に過ごせていることがどんなに幸せで、ありがたいことか。当たり前なことは何ひとつありません。
ふと、来年のことを考えました。なんの根拠もないけど、元気に子供たちと過ごしている光景が浮かびました。
じゃあ5年後は?
そう考えた時に、急に不安になりました。5年後、私も、子供たちも、みんな元気に過ごしている保障なんてどこにもない。来年は想像できたその5年後の光景の中に、もし私がいなかったら?もっと嫌なのは、子供たちがいなかったら…?
本当は1年後どころか明日だってどうなっているかは分からない。いくら考えても仕方のないことだけれど。
薬が処方されるのを待ちながら、「当たり前のことに感謝する気持ち」と、それと同じぐらい「この当たり前がずっと続きますように」と強く思いました。
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