先日の投稿で少し触れた、国立小学校への願書のお話。
我が家は私と子ども達の苗字が違います。私だけが旧姓に戻し、子ども達は離婚後も変わらず、元夫と同じ苗字を名乗っています。(※昨日のブログ→「離婚後の苗字、どうする?」)
願書の表側には、受験者である子どもの名前とは別に、「保護者」を記入する欄がありました。そして裏面には家族全員を記入する欄があり、別居している場合は住所と、その理由(離婚や単身赴任など)を記入する必要があります。さらに、家族全員の住民票を添付して提出しなければなりません。
つまり、裏面を見たら離婚している事情はどうせ分かってしまう、ということです。
当初、受験対策の習い事の先生のアドバイスもあり、表面の保護者欄は元夫の名前を書いたらどうか、ということになっていました。離婚の事実はどうせ分かることではありますが、私の名前を書いた場合、「父親ではなく母親である」というだけでなく、子どもと苗字が違うので悪目立ちするのでは、という考えからでした。
私も「まぁあえてシングルマザーであることをアピールする必要もないか…」「第一印象は大事だしな…」なんて考えて、下書きの「保護者」欄には元夫の名前を書いていました。
しかし提出前日の深夜に願書を清書していた時…なんだかモヤモヤ…
元夫が子ども達の父親であることは変わりないし、経済的にも物理的にも子育てに協力してくれているのは事実です。でも、親権者は、私。
モヤモヤしながら「保護者」という言葉を調べてみたところ…
子女に対して親権を行う者。親権を行う者のないときは後見人。
学校教育法22条1項
親権を行う者。後見人その他の者で、児童を現に監護する者。
児童福祉法6条
少年に対して、法律上監護・教育の義務ある者および少年を現に監護する者
少年法2条2項
これ、どこをどう取っても私じゃないか。ぶつくさ言い訳並べて弱気になってる場合じゃない。あれだけの覚悟をもって手に入れた親権じゃないか!
学校側にどう見られるかを気にして(しかも本当に表面的な第一印象のためだけに)、体裁を取り繕おうとしていたことが恥ずかしくなりました。
これからの人生、きっとこういうことの連続だと思います。子ども達と名前が違うことでやりにくいことはたくさん出てくるはず。もしかしたらそのせいで損をすることも、子ども達がイヤな思いをすることだってあるかもしれない。
でも、これは私が自分で決めたこと。必死に守りぬいた子ども達の親権と、どうしても譲れなかった「元夫の姓を名乗らずに」生きていくこと。その結果として何かが起こるなら、受け止めるしかありません。
たかが願書で大げさかもしれませんが…
これは私の決意表明。
よし!と気合いを入れて、「保護者」欄に堂々と自分の名前を書きました。
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